フリーランスシステムエンジニアってどれくらい稼げるの?月単価160万円の案件を扱う定番エージェント

フリーランスシステムエンジニアってどれくらい稼げるの?月単価160万円の案件を扱う定番エージェント

レバテックフリーランスという案件情報サイトでは1か月間で160万円以上も稼ぐフリーランスシステムエンジニアがいるそうです。

 

にわかには信じがたい単価ですが、はたして本当なんでしょうか?

 

フリーランスシステムエンジニアってどれくらい稼げるの?月単価160万円の案件を扱う定番エージェント

 

システムエンジニアの単価事情

 

システムエンジニアの単価相場」や「SEの人月単価100万円は高いのか」の記事にも書いていますが、平均的なシステムエンジニアの単価相場は100万円前後と言われています。

 

ただ、これはあくまでも会社間で契約されるエンジニアの料金相場で、100万円ぜんぶがエンジニアの手元に渡るわけではありません。この金額の中から事務所の家賃や営業要員や総務/経理など間接部門の人件費、さらには社長や役員の報酬などを差っ引いてから、エンジニアの給料やボーナスが支給されるということです。

 

いっぽうで、個人事業主として働いているフリーランスSEに対して100万円以上の単価で契約する企業はほとんどありません。当然ながらフリーランスSEは間接部門の費用がほとんど発生しないというのは企業側も知っているからです。

 

「有名IT企業のプロジェクトマネージャクラスのエンジニア」と100万円以上の高単価で契約することはあるにしても、悪く言えば「取り替えのきくフリーランスSE」と100万円を超える単価で契約する、ということは普通に考えてまずあり得ません。

 

フリーランスエンジニアの「単価=月の収入」ではない

フリーランスSEの「単価」とは、契約先の会社が「1カ月にいくら払いますよ」という金額のことを指します。

 

企業と契約するときに、月の作業時間を「140〜160時間で60万円」とか「160〜180時間で80万円」といった具合で基本の単価を決定します。

 

これは会社員でいうところの「基本給」にあたります。

 

もしも1か月の作業時間が上限の160時間や180時間を超えたりした場合には、超過分を時給で受け取ることになります。

 

会社員でいうところの「残業代」ですね。1時間あたり4千円〜5千円程度が相場です。

 

よって、「単価」と「超過分の時給」を合わせた金額がフリーランスSEの1カ月の収入ということになります。

 

ですので、忙しくて残業代がたくさん出るようなプロジェクトなら「月に160万円稼ぐ」というのも不可能ではないということです。

 

レバテックフリーランスの160万円はホント?

しかし、レバテックフリーランスでは「最高月単価が160万円」と明記されています。

フリーランスシステムエンジニアってどれくらい稼げるの?月単価160万円の案件を扱う定番エージェント

 

実際に問い合わせてみましたが、「残業代を含まず、純粋な月単価が160万円」だそうです。

 

ただ、実際の案件情報を見てみると60〜80万円くらいの単価の案件が中心のようなので、あまり過度な期待はしないほうがよいかもしれません。

 

超過時間の料金を含めたとしても、そんなに稼げるものなの?

私の経験から。

 

10年以上も前の話になりますが、ファイヤージョブ(火が噴くような忙しさの開発プロジェクトのこと)に参画していました。

 

そのときの月収が120万円くらいでした。

 

金額だけ見ると「スゴイ!」と思う方もおられるかもしれないですが、毎日終電まで働き、土日も出勤していたので、月の稼働時間は300時間をゆうに超えていて、時給換算すると実は1時間4,000円くらいでした。

 

稼働が少ない月で普通に160時間働いたとしても64万円にしかなりません。これはフリーランスSEの単価としては全然高くはなく、むしろ安いほうの部類です。

 

ただ、単価が安かったとしても、稼働時間が多いプロジェクトに配属されればたくさん稼げるということです。体力のない方にはおすすめできませんが。

 

ちなみに、このファイヤージョブはメンバー全員が多忙を極め、うつ病になって突然仕事に来なくなるメンバーがいたり、夜中にバグを見つけて絶叫するメンバーがいたりと、壮絶な現場だったので、「さすがにヤバイ」ということで、3カ月くらいで辞めました。

 

稼ぎだけを考えると少しもったいない気もしましたが、「お金」よりも「健康」が大切ですからね。

 

とまぁ、そんな経験もあったので、レバテックフリーランスの月単価160万円(残業代含まず)という金額は、破格の条件と言えますね。

 

とはいえ160万円をポーンと出してくれる会社は多くはない

こんなこと書くとレバテックから苦情がくるかもしれないですが、「160万円稼ぐエンジニアがいる」というのは、結構レアなケースだと思います。

 

あと、現実には残業時間の上限なしで働かせてくれるIT企業はそれほど多くはないです。

 

IT企業のなかには少しでも超過料金のコストを抑えたいがために、月の上限時間ギリギリまで働かせて、超えそうなときには早く帰らせたりするようなケチな会社も存在します。しかも結構な割合で。

 

普段は「働け〜、仕事しろ〜」という圧力を出しておいて、超過料金が発生しそうになったら「働くな〜、早く帰れ〜」、ですからね。ホント、勝手なもんです。

 

で、レバテックフリーランスの案件は実際どうなのか?

「161万円稼いでいるSEがいる」というレバテックフリーランスですが、相場よりも高い単価の案件が多いです。80万円以上の案件が200件以上。

 

JavaやPythonの案件も豊富ですし、流行りのSNS関係の仕事もたくさん掲載されているので、自分の条件に合った案件を見つけやすいのではないでしょうか。

 

参考までに、レバテックフリーランスの言語ごとの平均単価を貼っておきます。

 

Go言語の平均単価

 

Rubyの平均単価

 

Swiftの平均単価

 

Pythonの平均単価

 

Javaの平均単価

 

C#の平均単価

 

COBOLの平均単価

 

※ 出典 レバテックフリーランス

 

 

以下、レバテックフリーランスのおすすめポイントをまとめてみました。

 案件保有数が多い

IT・Webに特化しているので案件の数は圧倒的に多いです。

 

他社の案件情報サイトはIT・Web系以外の案件も載っていたりするので、全体の数は多く見えますが、フリーランスSE向けに限定するならレバテックフリーランスが一番です。

 

 高単金の案件がゴロゴロ

単価は一般的なフリーランスSEの単価相場よりも高い案件が多いです。高単価の理由は、99.7%以上が「エンド企業直請け」ということが大きいですね。

 

間に入る企業が少ない分、余計なマージンが発生せず、高い報酬を実現できるということです。

 

高単価の理由

 

 案件ブランク期間に対する取り組み

フリーランスシステムエンジニアで一番不安なこと、それは、案件が途切れて収入がゼロになってしまうことです。

 

その不安を払しょくするために、コーディネーターの方が案件終了の1ヶ月前に、次の案件に関する希望を聞いてくれます。

 

そのため、途切れることなく案件へ連続的に参画することができるんですね。つまり、案件と案件のブランク期間がないため、安定して報酬を得ることができるということです。

 

これはフリーランスSEにとって、本当にありがたいことです。

 

福利厚生がしっかりしている

レバテックフリーランスで案件に参画すると宿泊施設やスポーツクラブ、映画館の優待チケットなど、企業の正社員並みの福利厚生サービスが利用可能だそうです。

 

「フリーランスSE」と「福利厚生」は無縁と考えている方も多いかもしれませんが、このサービスは嬉しいですね。

 

レバテックフリーランスの残念な点

良いところもありますが、これはちょっと残念だな、と思う点もあったので書いておきます。

 

案件を紹介する地域は関東・関西エリアのみ

レバテックフリーランスで紹介してもらえる案件は関東エリアと関西エリアのみで、残念ながら地方都市の案件情報は掲載されていません。

 

関東・関西エリアでの勤務を希望されているフリーランスSEにとっては、うってつけのエージェントサイトですが、地方の案件がないのは非常に残念な点ですね。

 

 非公開案件(80%以上)は会員登録しないと見れない

他のフリーランス向け案件情報サイトでは、取り扱っている全ての案件を公開しているところもあります。

 

しかし、レバテックフリーランスでは会員登録しないと全てを見ることができません。ネットで公開されているのは18%程度です。

 

案件情報が非公開にされる理由は、

  • 「単価だけ見たい」といった興味本位の人が申し込まないように
  • 突然の欠員による募集のため
  • 公募すると申し込みが殺到してしまう案件だから

といったところです。

 

あとは求人の内容で自社のシステム構成が競合他社にばれてしまうのを避けるため、あえて公開しないというケースもあります。

 

急ぎの方は最短5日で参画可能

「今すぐ働きたい!」という方は登録してから最短5日で参画可能です。

 

参画まではだいたい、こんなステップです。

  1.  1日目 Webからカンタン無料登録
  2.  2日目 カウンセラーからのヒアリング
  3.  3日目 案件提案
  4.  4日目 打ち合わせ
  5.  5日目 契約書を交わして参画

案件をじっくり吟味する時間がないのであまりオススメはしませんが、契約が途切れているときや日銭が必要、というときにはありがたいですね。つなぎの仕事を探しているというときにも活用できます。

 

今すぐは無理、、、という方は数か月先でも予約できる

現在の現場での契約更新や終了時を見越して、数か月先の案件を予約することもできます。

  1.  1日目 Webからカンタン無料登録
  2.  2日目 カウンセラーからのヒアリング
  3.  3日目 案件提案
  4.  4日目 打ち合わせ
  5.  数か月後、現在の現場が終了次第、契約して参画

今現在、案件に参画しているフリーランスSEはこちらのパターンになります。

 

契約は数か月先ですので、その間にさらに条件の良い案件が出てくる可能性もあり、余裕をもって案件を選ぶことができるので有利です。

 

現時点で正社員として働いているエンジニアでも、退職の意志や時期がはっきりしているなら、予約可能です。

 

稼働が高くて時間がとれないという方は

今の現場の稼働が高くてカウンセリングに行けない、土日も予定が埋まっているという方は最新のスキルシートだけをWEBで登録しておいてください。

 

あとは都合のいい時間にカウンセラーが電話で希望条件などを聞いてくれます。

 

また、無料で現場に出張カウンセリングに来てもらうこともできます。ただ残念ながら、これは都内だけのサービスになります。

 

こんな人におすすめ

まとめると、レバテックフリーランスはこんなSEにおすすめです。

 

高単価の案件を探しているフリーランスSE

 

独立を考えている正社員SE

 

孫請け、ひ孫請けで搾取されている

 

Web系、ゲーム系、ソーシャル系が得意

 

今すぐ日銭が必要なエンジニア

 

稼ぎは少なくていい、週に2〜3日だけ働きたい

 

忙しくてもいい、とにかく稼ぎたい

 

あと、すごく当たり前のことになりますが、

 

とにかく安定した正社員にしがみつきたい人

 

出世して課長や部長という地位を目指している人

 

会社への忠誠心・依存心が強い人

 

は登録しないほうがよいです。

 

レバテックフリーランスはフリーランスシステムエンジニアとして良質な案件を探したい人にはピッタリのサイトですが、正社員という肩書を捨てられない方には向いていません。

 

しかし、高単価の案件に興味がある、フリーランスシステムエンジニアだけども安定して稼ぎたい、自分の技術力を存分に活かしたい、という人にとっては優良なサイトであることは間違いありません。

 

もし周りでフリーランスシステムエンジニアになりたいという人が、

 

「知り合いの会社をあたって、自分でフリーランスSEの仕事を探してくる」

 

と言ってきたら、

 

「たかだか数社の中から条件の良い案件に出会う確率は低すぎるので、レバテックフリーランスで探したほうが効率的ですよ」

 

と言えるようなサイトです。

 

ですので、

 

たくさんの案件から自分に合う仕事を選びたい

 

案件が途切れる不安は極力少ないほうがいい

 

正社員並みの福利厚生があればなお良い

 

どうせ働くなら単価が高いほうがいい

 

と考えている人にはうってつけのサイトと言えるでしょう。

 

名前と生年月日、メールアドレスと電話番号を入れるだけ。60秒で簡単に登録できます。

 

最高単価月160万円のレバテックフリーランス公式サイト

 

「レバテックフリーランス」は東京・神奈川・千葉・埼玉および大阪の案件情報を中心に扱っています。

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