未経験者歓迎!知識ゼロからシステムエンジニアを目指す

技術力とは

 

今回はシステムエンジニアの「技術力」についてお話したいと思います。

 

突然ですが「平仄」という漢字の読み方は知ってますか。
「へいふく?」「へいはい?」

 

システム開発の現場では様々な資料や文献を読む機会があるのですが、私はあまり漢字が得意ではないので読めない漢字がよく出てきます。

 

パソコン上で読めない漢字が出てきたらどうするかというと、普通は文字をコピー&ペーストしてインターネットで読み方を調べると思います。しかし、最近では機密情報の漏洩を防ぐために職場のパソコンはインターネットに繋げられないところがほとんどです。

 

また、スマホで調べようにも感じの読み方自体が分からないので、文字を入力することもできません。

 

では、このような制限された環境で、どうやって漢字の読み方を調べればよいのでしょうか。

 

私は WindowsのIMEパッドにある「手書き入力」という機能で漢字の読み方を調べていました。
例えばこんな風に。

 

 

便利な機能ですね。

 

これで「仄」の音読みは「シキ」か「ソク」ということが分かりました。
あとはスマホに入力して調べればいいですね。

 

これで解決と思いきや、この様子を隣で見ていた同僚が
「何を面倒臭いことをやってるんですか。もっといい方法がありますよ」 と。

 

同僚は私からマウスを奪うと、「平仄」という文字をテキストエディタにコピー&ペーストして、文字を選択状態にしてからキーボードのスペースボタンの横にある「変換」ボタンを押しました。

 

1.文字を選択
  

 

2.「変換」ボタンを押すと・・・

 

 

なんと選択された文字が平仮名に変換されるではないですか。

 

目からウロコが何枚か落ちました。と、同時に自分の知識不足を恥じました。
長年、キーボードを使ってきましたが漢字から平仮名へ変換する機能があるとは知らなかったのです。

 

今までの私の調べ方ではIMEパッドを起動してからマウスで手書きするので、時間がかかります。
約30秒はかかるでしょうか。

 

しかし同僚の調べ方であれば2秒くらいしかかかりません。

 

「ネットが使えない環境で漢字の読み方を調べる」ということに関しては、私と同僚の間には15倍の生産性の違いがあったということを意味します。

 

少し大げさですが、このように目的に到達するまでの技術を「知っている」か「知っていない」かで生産性に大きな差を生みます。

 

つまり「知識」は価値を生み出し、「無知」は価値を生み出さないということ

 

システム開発は限られた期間の中で行われます。
与えられた仕事をいかに短い時間で完成させることができるかというのは、システムエンジニアに求められる重要な能力の1つとなります

 

最初のうちは分からないことも多く、時間もかかってしまいますが、仕事がデキる人のやり方を真似たりして、小さなことからでも少しずつ問題解決の対応スピードを上げていくことが大切なのです。

 

ちなみに「平仄(ひょうそく)」は「平仄を合わせる」という使い方をすると「つじつまを合わせる」という意味で、「このシステムは関連システムと平仄を合わせる」といったような使い方をするようです。

 

■次の記事
お客さまにとって頼りになるエンジニアとは

 

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