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FP法

FP法(function point method)はソフトウェアの規模を測定する手法の1つです。
ソフトウェアの開発費用や工数などを見積もる際に利用します。
ソフトウェアの「機能」(ファンクション)を基本として、その処理内容の複雑さからファンクションポイントという点数をつけていき、ソフトウェアのすべての機能のポイントを合計して規模や工数を導き出します。

 

計算方法の概要は以下の通りです。

 

評価の対象となるシステムについて、外部入力、外部出力、外部照合、内部論理ファイル、外部インターフェイスの数を「ファンクション数」としてカウントします。

 

「ファンクション数」はプログラムを作る前の段階のDFD(Data Flow Diagram)やERD(Entity Relationship Diagram)などから見積もることができます。

 

そして、それぞれの難易度を3段階(容易・普通・複雑)で評価し、点数化して、そのポイントに係数を掛けて合算した値を「基準値」とします。

 

次に、システム特性に関して、その複雑さを 0〜5の6段階で評価し、それを合計して「調整値」を算出します。

 

最後に、導き出した「基準値」と「調整値」をもとに、以下の式でファンクションポイントを算出します。

 

ファンクションポイント=基準値×(0.65+調整値/100)

 

FP法が開発される前は、ソフトウェアのソースコードの行数(SLOC; Source Lines of Code)やファイルサイズなどがソフトウェアの規模の尺度として用いられてきました。

 

しかし、FP法の登場でプログラミングフェイズに入る前、つまり、ユーザー要件が定まって必要な機能が見えてきた段階でシステム規模を客観的・定量的に見積もることができるようになりました。

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