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フリーランス案件獲得の正直なデメリット|転職活動中が知っておくべき現実

フリーランスSEとして19年のキャリアを積んできた筆者だからこそ言えることがあります。「フリーランスになれば自由になれる」「案件は腐るほどある」―こうした言葉を聞いて、転職活動中の人が心が揺らぐのは当然です。しかし正直に言うと、フリーランス案件獲得にはかなり深刻なデメリットがあります。この記事では、その現実をありのままお伝えします。

フリーランス案件獲得の最大のデメリット|収入の不安定性

案件が終わるたびに無収入期間が発生する

これが、筆者が19年で最も痛感した現実です。2026年現在、フリーランスSEの案件は月50万~150万円程度が相場ですが、案件と案件の間に必ず空白期間が生じます

実際には以下のようなスケジュールが常態化します:

  • 案件終了:5月末
  • 引き継ぎ業務:6月初旬
  • 営業活動、スキル習得:6月中旬~下旬
  • 次案件開始:7月初旬

つまり、毎月1~2週間程度は確実に無収入になります。単純計算で、年間240~480万円の機会損失が発生している可能性があるのです。転職活動中でしたら、このリスクは相当なものです。

大型案件が急に終わることもある

正直に言うと、クライアント企業の経営危機や予算削減により、予定よりも早く案件が終了することがあります。筆者は過去に、予定3ヶ月の案件が1ヶ月で終了したことが2度あります。その際、一気に月収が100万円以上減少しました。

社会保障面の大きな負担

会社員ならタダの福利厚生を自分で払う

2026年現在、フリーランスが負担すべき社会保障費は以下の通りです:

項目 月額 年間
国民健康保険 15,000~25,000円 180,000~300,000円
国民年金 16,980円 203,760円
所得税(概算) 40,000~60,000円 480,000~720,000円
住民税 15,000~25,000円 180,000~300,000円

合計すると、年間100万円近くの税金・社会保障費を支払う必要があります。会社員であれば企業が半分負担してくれるものを、フリーランスは全額自己負担です。

健康保険が貧弱である

会社員の場合、充実した企業健保に加入できます。しかし国民健康保険では、傷病手当金がありません。病気になって仕事ができなくなっても、一円も支給されないのです。これは転職活動中の人にとって、相当大きなリスクになります。

案件継続性の不確実性|長期的なキャリア構想が立たない

スキルセットが限定される

実際には、営業活動に時間を取られるため、新しいスキル習得が後回しになります。筆者も過去10年は、既存スキルで案件を取り続けることに終始してしまい、新しい言語やクラウド技術の習得が遅れました。結果として、2020年代中盤に案件選択肢が大幅に減少しました。

単価交渉が難しい

フリーランスは常に「次の案件が取れるか」という不安を抱えているため、単価交渉が下手になります。単価60万円の案件が来たとき、「これを逃したら次がない」という恐怖心から応じてしまう。その結果、実力相応より低い単価で働き続けることになるのです。

転職活動中にフリーランスを選ぶことの隠れたリスク

社会信用スコアの低下

ローン審査やクレジットカード申請の際、「フリーランス」は「会社員」より圧倒的に不利です。2026年現在でも、銀行や信用金庫の融資審査では、フリーランスは3年分の確定申告書を求められます。賃貸住宅の契約でも同様です。

人間関係の構築が難しい

正直に言うと、フリーランスは常に「部外者」扱いです。定期的な飲み会、プロジェクト会議への参加機会も限定的になり、職場での人間関係が希薄になります。長期的には、メンタルヘルスに悪影響を与える可能性があります。

では、転職活動中の人は何をすべきか|次のステップ

筆者の19年のキャリアから得た結論は、転職活動中であれば、安定した会社員を選ぶべきということです。特に以下に該当する場合は:

  • 貯金が6ヶ月分未満
  • 家族を扶養している
  • キャリアがまだ5年以下
  • 社会信用スコアが重要な時期(住宅購入予定など)

フリーランスは「自由」ですが、同時に「責任」も「リスク」も全て自分で背負うことになります。転職活動中だからこそ、焦らず、腰を据えて会社員として実力を磨く方が、長期的には確実です。

フリーランスは、キャリアが十分積み上がってから検討しても遅くありません。

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