はじめに
これからシステムエンジニアを目指す人にとって、システムエンジニアとは「実際にはどのような仕事なのか」という疑問や「まず最初に何から勉強していけばよいのか」といった不安があると思います。
また、すでにシステムエンジニアとして仕事をしている方でも「自分が思っていた仕事内容ではなかった」「新しい技術についていくのが大変」などという悩みを抱えておられるかもしれません。
このサイトでは、そのような疑問や悩みを解消するヒントを紹介することができればと思います。
私の経験から
1990年代、Windows95という当時は革新的なOSが発売されたころ、私はシステムエンジニアを目指しました。これから飛躍的に成長していくであろうIT業界で技術を身につけたいと思ったからです。あれから30年以上が経過し、クラウドコンピューティング、DevOps、コンテナ化技術、生成AI(LLM)など、業界は劇的に進化してきました。
しかし、当時の私は文系の大学を出たばかりで、コンピュータに関する知識はまったくありませんでした。
WordやExcelも使ったことがなく、ブラインドタッチすらできない、まさに技術力ゼロの状態でした。
それでもなんとかシステム開発会社に就職しましたが、当然のことながら最初は何もできません。
しかし、2カ月足らずの研修を受けてすぐにプログラムを書く仕事を任されました。
仕様書には難解な言葉が並び、会議では聞いたこともない横文字が飛び交います。
それでも定められた期限までにプログラムを仕上げねばなりません。
多くの同期たちは、ついていくことが出来ずにIT業界を去って行きました。
そんな中で私はさまざまなシステム開発を経験し、どうすればシステムエンジニアとして成長できるのか考え続けました。オンプレミス環境からクラウド(AWS、Azure、GCP)へ、ウォーターフォール開発からアジャイル開発へ、レガシーシステムからマイクロサービスアーキテクチャへ。同時に、Docker・Kubernetesといったコンテナ技術の普及、Terraformなどのインフラストラクチャ・アズ・コード(IaC)の登場、そしてDevOpsの浸透により、インフラエンジニアと開発エンジニアの境界も曖昧になってきました。IT業界の急速な変化の中で、常に学び続けることの重要性を痛感してきました。
現在は、ChatGPTやClaudeなどの生成AIやGitHub Copilotといった開発支援ツールが登場し、情報環境は劇的に変わりました。
かつてはインターネット検索で必要な情報を探し回る必要がありましたが、今はAIに質問すればすぐに答えが返ってくる時代です。プログラミングのコード生成や技術的な疑問解決も大幅に高速化されました。
しかし逆に、本当に信頼できる情報、実務に役立つ知識をいかに見極めるかが重要になってきています。
このサイトでは、システムエンジニアとして「最初に学んでおくべき情報」や「知っておいたほうがよい情報」をできるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
システムエンジニアに興味をもってもらい、知識を深めていただければうれしいです。
システムエンジニアを目指す方へ
システムエンジニアの仕事内容は多岐にわたります。
ある特定の分野で技術力を身につけたとしても、他の分野ではまったく異なるスキルセットが求められることもあります。バックエンド開発、フロントエンド開発、インフラ構築、データベース設計、セキュリティ、クラウドアーキテクチャなど——専門分野は実に様々です。
常に新しいスキルを身につける向上心がないと、急速に進化するIT業界ではすぐに淘汰されていく厳しい環境です。
2026年現在、Go、Rust、TypeScript、Pythonといったモダン言語の習得やコンテナ技術(Docker、Kubernetes)の理解、クラウドサービス(AWS、Azure、GCP)の実装知識は、ほぼ必須スキルとなってきています。
また、機械学習やデータエンジニアリングの領域も急速に拡大しており、こうした分野への対応力も求められるようになってきました。実際、数ヶ月で現場から消えていく人を何人も見ています。
しかし、努力をして技術力を身につけていけば、周りから頼りにされる存在になることができます。
信頼されるエンジニアになれば、さらに高度な仕事を任されるようになり、より高いレベルの技術力を身につけることができます。つまり、「良い循環」で成長していけるのです。
私はベンチャー企業の社長でもなければ大手IT企業の有名なエンジニアでもありません。
どこにでもいる平凡なシステムエンジニアです。
ときには大きな失敗も経験しました。
自分のケアレスミスからバグを埋め込んでしまい、お客様にご迷惑をかけたことも何度かあります。本番環境での障害対応、デッドラインが迫る中での仕様変更への対応、クラウド移行プロジェクトの予期しない問題など、厳しい局面も数多く経験してきました。
しかし、周りの方々の支えもあり、30年以上にもわたってシステムエンジニアを続けてくることができました。
その間に、オンプレミスからクラウドへの大規模な技術転換、DevOpsの導入、リモートワークの普及、AIを活用した開発手法の出現など、IT業界の大きな変化を幾度も経験しました。
1人のエンジニアとして多くの企業でシステム開発の実態を見ることもできました。
今回、私が経験したことを皆さんに伝えることができれば幸いと考えています。
サイトの内容は私の独断と偏見となってしまいますが、ご了承いただければと存じます。
システムエンジニアを目指すあなたにはこれから満足のいく仕事をしてほしいと思っています。
このサイトに書いてある内容があなたの仕事に役立つことができれば、これほどうれしいことはありません。
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