Perl
概要
Perl(パール)は、1987年にラリー・ウォールによって開発されました。
CGIを実現するためのプログラミング言語です。
CGIとは「Common Gateway Interface」の略で、Webサーバの中でプログラムを実行するための仕組みのことです。
ブラウザからのアクセスによってWebサーバの中のCGIプログラムが実行され、その結果がブラウザに返されるという仕組みです。
通常のWebページは静的なHTMLを表示するだけですが、CGIを使うことでアクセスカウンタや掲示板などの動的なページを作成することができるようになります。
良いところ
C言語やJavaと似ている簡単な文法で、環境設定も難しくないため、初心者でも学びやすい言語です。
ソースコードも短くて済みます。
また、多くのレンタルサーバでPerlを使える環境を用意しているので、個人レベルでも使いやすい言語と言えます。
あと、Perlは文字列をあつかう機能が優れています。
強力な正規表現を備えていて、柔軟なテキスト処理を行うことができるため、非常に多彩な表現が可能となります
悪いところ
スクリプト言語なので処理速度はあまり速くありません。
よって、複雑な処理や容量の大きいデータを扱うような処理の実行には向いていません。
また、Webサーバー上で動くアプリケーション以外の用途ではあまり利用されないので、
Web以外のシステムに携わっている方は学ぶ必要はないでしょう。
サンプルコード
Perlで「Hello World」を表示するソースコードです。
print "Hello, world!\n";
サンプルコード解説
これは解説の必要はないですね。
書いてある通り、「Hello, World!」を出力(print)しています。
実行方法
先ほどのサンプルコードを「hello.pl」という名前で保存します。
コマンドプロンプトで「perl」コマンドを実行すると「Hello, World!」が表示されます。
> perl hello.pl
Hello, World!
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