【アプリで稼ぎたい】個人開発のスマホアプリってどれくらい儲かるの?【無理ゲー】

【アプリで稼ぎたい】個人開発のスマホアプリってどれくらい儲かるの?【無理ゲー】

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こんにちは、Stacaの中の人です。

今回は個人開発のスマホアプリがどれくらい儲かるのかをテーマに書いていきます。

結論から言うと、スマホアプリは儲かりません。ほぼ無理ゲーです。

「スマホアプリを作って稼ぎたいな」と考えている人の心をいきなり折るようで申し訳ないですが、稼ぐだけが目的なら、個人アプリ開発は止めておいたほうがよいです。

2026年時点でも、この状況は変わっていません。むしろ、アプリストアの競争激化とWebアプリ(PWA含む)の台頭により、個人開発がアプリで収益を上げるのはさらに難しくなっています。アプリを開発して公開配布するには、アプリ開発ツール、バックエンドサービス、セキュリティ対策、継続的なメンテナンスなど、かなりの継続的投資が必要です。お小遣い稼ぎどころか、お金がどんどん減っていく可能性も高いです。貴重な時間とお金を無駄にしたくないなら、スマホアプリで稼ごうと思うのは止めておきましょう。

でももし、

  • 画期的なアイデア
  • そのアイデアをアプリに実装する技術と新しい開発ツールの知識
  • AI(ChatGPT、GitHub Copilot等)を活用した効率的な開発スキル
  • さらにアプリをマネタイズするスキル(サブスクリプション、プレミアム機能設計等)
  • 継続的なマーケティング能力とユーザーエンゲージメント最適化

をお持ちなら、稼げるかもしれないです。

僕のような凡人にはそんなスキルや才能もなかったので、まったく稼げていません。

以下の記事は、甘い考えでスマホアプリを開発してしまった先人の失敗談として、参考にしてもらえればと。

アプリの収益構造

まずは僕が開発しているスタンプカードアプリ【Staca】の収益構造から。

アプリの詳しい説明は以下の記事に書いていますので興味があれば読んでみてください。
【個人スマホアプリ開発】公開しているアプリ<Staca>の紹介

2026年現在、アプリのマネタイズ方法は多様化しています。基本となるのはGoogle AdMobの広告とアプリ内課金ですが、単純にこれらだけでは競争力がありません。より高い収益を目指すには、サブスクリプション型の課金モデル、AI機能の組み込み、クラウドベースのサーバー連携、ユーザー認証と会員管理システム、リアルタイム通信機能など、より高度なマネタイズ戦略と技術実装が必須になっています。

Google AdMob広告

アプリ画面の下にバナー広告を表示

Google AdMob広告はアプリにバナー広告が表示されたり、広告がクリックされたりすると収益になります。基本的な仕組みは変わりませんが、2026年現在ではユーザー獲得競争が激しく、単純にユーザー数を増やすだけでは収益に直結しません。重要なのはユーザーの質、つまり継続率やエンゲージメント(アプリの利用頻度、滞在時間、リピーター率)です。同じ1,000人のユーザーでも、毎日使う継続的ユーザーと1回きりのユーザーでは、広告表示数と収益が大きく異なります。

アプリ内課金とサブスクリプション

スタンプカードの枚数追加と継続課金

アプリ内課金はアプリ内で使用できるアイテムなどを購入してもらうことで収益になります。Stacaではスタンプカードの枚数を販売しています。100枚追加で250円、1,000枚追加で1,600円です。

近年注目されているのは、ワンタイムの課金よりも、月額や年額のサブスクリプション型課金モデルです。ユーザーが定期的に支払うため、収益予測が立てやすく、継続率が高ければ安定した収入を得られます。プレミアム機能(広告なし、高度な分析機能、API利用など)を提供する場合は、サブスクリプション導入が有効です。

ただし、アプリ内課金は売上の30%はGoogleやAppleに差し引かれます。なので純利益は売り上げの70%になります。アプリのプラットフォームや代金回収の仕組みを提供してもらっているとはいえ、高い手数料ですね。ちなみに一部の大手企業では手数料が15%まで引き下げられていますが、個人開発者には適用されていません。

さらに70%の純利益からさらに所得税を国に納めないといけないので、手元に残るのは売り上げの50%以下になります。(涙)

【悲報】初めてアプリ課金が発生!喜んだのもつかの間【現実は厳しかった】

実際のアプリ収益は・・・

2019年2月に公開してから現在(2026年5月)までの約7年間、継続的に運用してきました。初期はほとんど収益がなかったのですが、徐々に増えてきました。

公開から約7年経過した2026年5月時点の収益は以下の通りです。

広告収入(Google AdMob)

Stacaの広告収入
※ 2020年1月〜5月の一時期、AdMob連携プラグインを外していたため、その期間の収入は0でした

アプリ内課金(AppStore + Google Play)

Stacaのアプリ内課金
※ AppleやGoogleへの30%の手数料は除いた純利益です

公開から約7年間の総収入は約65万円でした(広告収入約38万円、アプリ内課金約27万円)。一見するとそこそこの金額に見えますが、実際には開発・運用に費やした時間と直接費用を考えると、時給換算では200円程度です。

ユーザー数は順調に伸びており、月間アクティブユーザーは15,000人に達しましたが、それでも収益性はまだ低い状態が続いています。アプリで本当に稼ぐには、単にユーザー数を増やすだけでなく、より高度なマネタイズ戦略(サブスク導入、ユーザーセグメンテーション、プレミアム機能の開発)が必要です。

Stacaの会員数推移

Stacaの会員数

会員数は着実に増加していますが、収益の伸びは期待ほど大きくありません。これは以下の要因による影響です:

  • アプリストア内の競争激化
  • Webアプリ(PWA)やWebツールへの利用者シフト
  • ユーザーの有料課金への抵抗感の強さ
  • 広告単価の下落傾向

【祝】Stacaの会員数が5000人を突破しました【スマホアプリ開発】

アプリ開発にかかるコスト

どれだけ稼げていなくても、スマホアプリを開発して公開するためには最低限のコストが必要です。

  • 開発ツール・SDK・フレームワークのライセンス料金
  • Apple Developer Programの登録料(年間 11,800円)
  • バックエンド・インフラサービスの月額料金
  • セキュリティ対策と継続的なメンテナンスコスト

開発ツールの選択と費用

2026年現在の個人開発では、複数の選択肢があります。

無料の開発環境:Flutter SDK、React Native、Expoなど、最初からコストがかからないフレームワークが充実しています。これらを使えば初期投資なしでアプリ開発を始めることができます。ただしドキュメント学習と自力での問題解決が必要です。

有料の統合開発環境:Monacaなどの統合開発環境は、クラウドベースで効率的に開発できますが、無料プランは制限があり、本格的には月額数千円のプランが必要です。

バックエンド機能が必要な場合(ユーザー認証、データベース、リアルタイム通信など)、以下のサービスが一般的です:

  • Firebase(Google):月500円〜3,000円程度
  • Supabase:月500円程度から利用可能
  • AWS Amplify:同様に月1,000円〜5,000円程度
  • Heroku・Render等の軽量PaaS:月500円〜2,000円程度

ただし、プッシュ通知やメール配信、画像処理など追加機能を組み込むと、月額コストはさらに増加します。

Androidアプリだけを作るなら、Android Studioをパソコンにインストールすれば無料で開発できますが、iPhone向けアプリは開発・公開ができないというデメリットがあります。

スマホアプリ開発で【monaca】を選んだ理由と実際に使ってみた感想

Apple Developer Program登録料

AppStoreにiOS向けアプリを公開するためにはApple Developer Programへの登録が必須です。年間11,800円は変わっていません。Android向けアプリをGoogle Playで公開する場合は、1回限りの登録料が必要です(25ドル)。

継続的なインフラコスト

2026年では、単純なアプリでもクラウドサービスの利用が一般的です。データベース、認証、プッシュ通知、API呼び出し、画像ストレージ、ログ監視など、最小限の機能でも月500円〜3,000円程度のコストが発生することが多いです。

さらに、AI機能を組み込む場合(ChatGPT API、画像生成API、音声認識など)は、API呼び出し量に応じた従量課金が発生し、月額が大きく膨らむ可能性があります。

アプリ開発に必要な最小限のコストは年間3万円は確実で、バックエンド機能を実装すると年間5万〜10万円以上になることも珍しくありません。さらに個人開発者が作業環境を整えるための支出(自習室や作業スペースの賃借、パソコン、通信費など)を加えると、年間15万〜30万円程度の投資が必要です。

7年間で約65万円しか稼げていないので、完全な赤字垂れ流し状態が続いています。

結論

このように、個人開発者がスマホアプリで稼ぐのは至難の業です。

個人開発だと開発に膨大な時間がかかりますし、プログラムを書くだけでなく、アプリを世に広めるためのマーケティング施策、ASO(App Store Optimization)対策、SNS運用、ユーザーレビュー対応など、総合的なスキルを要求されます。2026年ではChatGPTやGitHub CopilotなどのジェネレーティブAIツール、さらにはプロンプト最適化スキルも必須になってきました。

さらにはアプリ公開後のバグ対応、セキュリティアップデート、OSバージョンアップへの対応、プライバシーポリシーやGDPR等の法的要件への対応、ユーザーからの問い合わせ対応など、かなりの時間をとられます。また、プッシュ通知の最適化、A/Bテスト、ユーザー行動分析など、運用改善も継続的に必要です。正直、割に合いません。
【障害】ローカルストレージの会員認証データが消えた【ごめんなさい】

でも、それらを覚悟のうえで「それでもアプリ開発をしてみたい!」という人。 僕は大好きです。

一緒に苦しみを分かち合いましょう。

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