システムエンジニアのやりがいとは
どんな職業でも多かれ少なかれ「やりがい」というのはあるものですが、もちろん、システムエンジニアの仕事にもやりがいはあります。
システムエンジニアのやりがいといっても人によって感じ方はいろいろですが、ここでは大きく2つの点を取り上げます。
ものづくりの「達成感」を味わうことができる
システム開発の仕事では、製造業のように形ある「モノ」を作るわけではありません。
しかし、自分が開発を行ったプログラムを使用して実際に処理が動いた時には、たとえそれがほんのわずかなプログラム修正だけだったとしても、やはり達成感を感じることができます。
まして、プロジェクトとして何十人ものチームで何ヶ月もかけて行うような大規模なシステム開発の場合だと、完成させるまでの苦労は大きいですが、その分、開発したシステムが計画通りに無事稼動した時の喜びは非常に大きなものとなります。
また、システムの設計を行う場合、設計の良し悪しによって、そのシステムが「障害が少なく品質の高いシステム」となるか、あるいは「障害が多発し、保守も難しくて使えないシステム」となってしまうか、が大きく左右されることもあります。
そうした部分で自分の腕の見せ所がある、というのも達成感を味わえる要素のひとつです。
システム開発を通じて、世の中の人の役に立っているという実感を得られる
システムエンジニアの仕事は、接客業のように直接、個人と関わるようなことはまずありません。
そのため、一見すると誰かの役に立っている、ということを感じにくい仕事だと思われるでしょう。
しかし、たとえばスマートフォン用のアプリを開発するような仕事だと、実際に自分が開発に携わったアプリが世の中に出て、それを何百万人もの人が使い始めたという実績が出た場合、自分の仕事がそのアプリを使う人の役に立った、と感じることができます。
では、直接個人がユーザーとなる訳ではない、企業のシステム開発の場合だとどうかというと、そのような場合でも、やはりシステム開発を通じて世の中の役に立っているという実感を得ることはできます。
私は以前、保険会社のシステム開発を担当しており、その中で保険契約の満期を案内するハガキを作成するシステムの改修に携わったことがありました。
もちろん、そのシステムを発注したのはその保険会社なのですが、自分が修正したプログラムを使用して印刷された満期案内ハガキの実物を見たときに、自分の仕事はこのハガキを受け取る保険会社のお客様の役に立っているんだな、としみじみと実感したものです。
このように、システムエンジニアの仕事というのは、外からは見えにくいですが、多くの人に役に立つ、やりがいがある仕事だと言えるでしょう。
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