システム開発コストを劇的に安くする方法
企業が独自のソフトウェアを導入したい場合、どこかのシステム開発会社に発注してソフトウェアを作ってもらうという方法が一般的です。
しかし、「SEの人月単価100万円は高いのか」という記事にも書いている通り、平均的な中級システムエンジニアの人月単価は100万円が相場であり、資金が潤沢にある大企業ならまだしも、中小企業や個人レベルでは発注するのに躊躇してしまうと思います。
「もっと安く、もっと手軽にシステム開発を依頼できないものか」と思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はシステム開発コストを安くする方法のひとつを紹介します。
クラウドワークスという外注サイトをご存知でしょうか
クラウドワークスは「仕事を依頼したい人」と「仕事を受注したい人」を結び付けることを目的としたサービスを提供しているサイトです。
会員登録やシステム使用料は無料です。
利用するときに支払うのは、純粋に外注で仕事をしてもらうときの料金だけです。仕事を依頼すると全国の在宅ワーカーたちが、受注するかどうかを検討し、受注すると決めた人から作業に着手していきます。
有料オプションとして、依頼した仕事の応募を集めやすくするために依頼内容を上位表示させるサービスもありますが、特に使う必要はないでしょう。
クラウドワークスを実際に使ってみた感想
実際に私が使ってみて、便利だと思ったのは「たったの数分で仕事の依頼が完了すること」です。
もしリアルでシステム開発を外注を頼むとしたら、業者の選定、電話やメールでの連絡、見積もり、契約、などの対応で最低でも数週間はかかります。しかしクラウドワークスでは、それらの作業がたったの数分で完了するのです。
さらに、仕事の依頼が完了すると、すぐに全国の在宅ワーカーから見積が送られてきます。依頼内容にもよりますが、簡単なプログラムの作成であれば、数日後には成果物が納品されることもあります。
これまでのシステム開発における外注は「お金も時間もかかる面倒なこと」というのが常識でした。しかし、クラウドワークスの出現によってその常識が崩れた、といっても過言ではないと思います。
システム開発を依頼するときの料金相場
外注する際のシステム使用料や手数料が無料だといっても、仕事を依頼するのに相場以上のコストがかかってしまうようでは、意味がありません。しかし、クラウドワークスでシステム開発を頼む場合は、料金を自分で決めることができます。
料金の相場は開発の規模や難易度によって変わります。Webサイトの作成やVBA・マクロを使った簡単な開発であれば、5千円〜1万円程度から発注できます。
実際、私が簡単なWebサイト上で動くソフトの作成を1万円で依頼したところ、2週間という期限を設けていたにもかかわらず24時間以内に応募が殺到し、数日後には要望した通りのソフトが出来上がってきました。
ただ、専門的な知識が必要なプログラムの開発だったり、ネットワーク環境やサーバーの構築であれば、10万円以上の価格設定が必要になってくると思います。
この辺りの相場観は他の方が出している依頼を見たり、自分で依頼を何度か繰り返しながら身につけていくしかなさそうです。とはいえ、簡単なツールの作成に人月単価100万円を払うよりは、圧倒的に安く済むことは確かです。
なお、クラウドワークスは「大規模なシステムを大人数で開発したい」というプロジェクトにはあまり向いていません。あくまで、小規模なシステム開発において、圧倒的なコストメリットが享受できると思います。
ですので、以下のような要望のある方にはおすすめです。
・業務を効率化するために、簡単なツールを作ってもらいたい
・小規模なWebサイトを開発してほしい
・市販のソフトウェアを自社用にカスタマイズしてもらいたい
・エクセルのマクロを組んでほしい
システム開発のコスト増に悩んでいる方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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