PERT図
PERT図とは、「Program Evaluation and Review Technique」の略で、プロジェクトの日程や工程を計画するときに用いられます。複数の仕事の処理順序を矢印で結んで表現し、プロジェクトを構成するタスクの前後関係を図解します。
PERT図のネットワーク経路のうち、プロジェクトの開始から終了に至るまでの仕事の処理時間に余裕のない経路をクリティカルパスと呼びます。クリティカルパスは予定工期までにプロジェクトを完成できるかどうかの計画の実行可能性を検討するために使います。
簡単なPERT図の例
たとえば「プログラミング」「単体テスト環境の構築」「単体テスト」の3つのタスクがあったとします。
所要時間はそれぞれ「プログラミング」は5日、「単体テスト環境の構築」は2日、「単体テスト」は5日です。
タスク | 工数 |
---|---|
プログラミング | 5人日 |
単体テスト環境の構築 | 2人日 |
単体テスト | 5人日 |
「プログラミング」と「単体テスト環境の構築」はいつでも始めることができ、人さえいれば並行して作業が可能です。しかし、「単体テスト」は「プログラミング」と「単体テスト環境の構築」の両方が終わらないと始めることができません。
このような条件のタスクであれば、PERT図は以下のようになります。
この場合のクリティカルパスは赤字の「プログラミング」⇒「単体テスト」となりますので、最短の工期は10日と算出できます。
このように、PERT図は複数のタスクの並行度を意識して最短の所要時間を算出することができます。
プロジェクト全体のマスタースケジュールの計画時、各チーム毎の詳細スケジュールの計画時など、PERT図はプロジェクトのあらゆる場面で、活用することができるのです。
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