**[Haiku 4.5]** ステップ数(LOC)とは|プログラム規模を測るIT用語【SE解説】

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ステップ数

ステップ数(LOC)とは|プログラム規模を測るIT用語

ステップ数とは、プログラムの規模をあらわす数値のことを指します。システム開発プロジェクトの進捗管理・品質管理・工数見積もりにおける重要な指標です。

LOCとELOCの違い

ステップ数の数え方にはいくつか種類があります。最も一般的なのは、ソースコードの行数(LOC: Line Of Code)をそのままステップ数とみなす方法です。

ただし、LOCをそのまま使うと、コメント行や空行まで数に含まれてしまいます。そのため、意味のないコメント行・空行を除いて集計した有効行数(ELOC: Effective Line Of Code)を使う場合もあります。

種類 内容 特徴
LOC コード全行数(コメント・空行含む) 計測が簡単。コメントが多いと水増しされる
ELOC コメント・空行を除いた実効行数 より正確な規模感。ツールで自動計測が一般的

ステップ数は工数見積もりの「ものさし」になる

システム開発の現場では、ステップ数を工数見積もりの根拠として使うことがあります。

たとえば、過去のプロジェクトで「Javaで1,000行書くのに1人で1日かかった」という実績があったとします。この場合、同様の条件で10万行のシステムを開発するなら:

100,000行 ÷ 1,000行(1人日あたりの生産性) = 100人日

このように、ステップ数は開発の「ものさし」として機能します。ただし、言語・フレームワーク・開発者のスキルによって生産性は大きく異なるため、あくまで過去の実績を基に柔軟に使うことが重要です。

ステップ数の限界と代替指標

ステップ数(LOC)には以下のような限界があります。

  • プログラミング言語によって生産性が大きく異なる(Pythonの1行はCの10行に相当することもある)
  • コードの複雑さ・品質が反映されない(短くても難しいロジックはある)
  • 設計書作成・テスト・レビュー工数は測定できない
  • コピー&ペーストで行数を水増しできてしまう

こうした限界から、現代のソフトウェア開発では以下の代替指標も併用されています。

指標 概要
ファンクションポイント法(FP法) 機能の数・複雑さに基づいて規模を測る。言語に依存しない
ストーリーポイント アジャイル開発で使う相対見積もり。チームの速度(ベロシティ)と組み合わせて使う
サイクロマティック複雑度 コードの分岐数からロジックの複雑さを数値化する。品質管理に有効

ステップ数を自動計測するツール

2026年現在、ステップ数の計測はツールで自動化されています。CI/CDパイプライン(GitHub ActionsやGitLab CI/CD)に組み込んで継続的に監視するのが一般的です。

  • cloc(Count Lines of Code): 無料のCLIツール。多言語対応
  • SonarQube: コード品質の総合ダッシュボード。ステップ数・複雑度・技術負債を一括管理
  • Code Climate: GitHub連携でPRごとにコード品質を自動レポート
  • Coverity: 大規模プロジェクト向けの静的解析ツール

ステップ数とSEの単価・評価の関係

かつて「1日あたりのステップ数が多いSEほど優秀」と評価される時代がありました。しかし現代では、コードの量よりも品質・保守性・テストカバレッジが重視されます。

筆者のSE歴19年の経験から言うと、ステップ数が少なくても読みやすく保守しやすいコードを書けるSEの方が、プロジェクト全体への貢献度は高いことが多いです。

また、SE単価の高いシニアエンジニアほど、ステップ数よりもアーキテクチャ設計・レビュー・コードの削減(不要なコードを減らすリファクタリング)に時間を使う傾向があります。

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